断熱材で建物自体をすっぽり包んだ「魔法瓶」のような構造
内外断熱工法とは北アメリカで開発された鉄筋コンクリートの壁式構造による建築手法で、コンクリートの躯体を発疱熱材で挟み込むことによって、躯体部分が温度差から影響を受けないようにします。
平山建設の内外断熱工法を採用したシェル太シリーズが選ばれるのには、次の5つの理由があります。 ①健康性 ②気密性 ③遮音性 ④耐久性 ⑤耐火性
内外断熱工法の5つの特徴
①健康性
熱伝導率が高く、熱を溜めやすい鉄筋コンクリートを、耐火発泡ポリスチレンで内側・外側の両面を覆います。それにより、居住者を夏の暑さ・冬の冷え込みから守るだけではなく、建物内の気温を一年を通して、一定の温度に保ちます。アトピーや喘息などの原因とも言われる、ダニ・カビの発生を促す結露(室内壁及び壁内部結露)防止します。
②気密性
住まいの気密性能は「相当隙間面積」の値によって実現されます。これは1平方メートル当たりどれだけ隙間があるかを示すもので、国の基準値では1㎡当たり、0.5㎡以下を「気密住宅」として定義。シェル太の断熱システムでは、コンクリート住宅であることの断熱性に加えて、継ぎ目のない内外断熱工法を採用。さらに、気密性を高めるペアガラスや断熱玄関ドアにより、超断熱性能を達成出来ます。
③遮音性
地下鉄の車内での騒音に相当する87dbが、図書館の静けさ相当の39dbに下がります。発泡ポリスチレンの中の独立した無数の空気の泡が、周辺の環境音をシャットアウトし、全体として40dB以上という圧倒的な騒音軽減効果により、快適な生活を実現します。
④耐久性
従来の断熱工法では、室内に結露が生じ易く、温度差に伴う膨張・収縮によってコンクリートに亀裂を起こし易い欠点があります。これに比べシェル太(=内外断熱工法)では、室内温度に近づく構造になっており、躯体そのものに負担がかかりません。コンクリートの劣化が進まなくなり、亀裂による内部結露の発生も防止します。
⑤耐火性
住宅に使用される木材は260℃で発火、鉄骨は540℃で変形を始め、900℃で崩壊するといわれてます。しかし、鉄筋コンクリートは不燃物である為、2時間を経過しても燃えることはなく、有毒ガスも発生しません。鉄筋コンクリートの耐火構造の延焼率は3%にも満たないというデータが出ており、もし出火した場合でも発生場所に火をとどめ、他構造と比べ、被害を最小限にくい止めることができます。