しごと

長きにわたり成田の街づくりに貢献してきた平山建設。
どんな社員がどんな想いをもって街づくりに貢献してきたか、その一端をご覧ください。

ベルデュール成田幸町プロジェクト

初の設計・施工フルBIMプロジェクト

[ 設計 ]
企画営業本部(2008年入社)

平山建設の特徴はどんなところでしょう?

本人のやる気と努力で様々な取り組みにチャレンジする機会を与えてくれる会社だと思います。
建設DX(デジタルトランスフォーメーション)やBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)にも大変力を入れており、社長自らBIMマネージャーの資格を取得しました。(私も一緒にBIMマネージャーの資格を取得しました)

今回のプロジェクトでは平山建設初の設計・施工両方でBIMを使いましたが、設計でBIMを使うことのメリットはなんでしょう?

設計でBIMを使うメリットはいくつもありますが、一番は3Dで建物モデルが確認できるためお客様との合意形成が取りやすいことだと思います。お客様が建築に詳しいとは限りません。平面図や立面図、断面図を見てもらいながら建物の説明をしてもなかなかイメージするのは難しいと思います。そこでBIMを使うと3Dで建物モデルが確認できるので、建築に詳しくない方でも建物の完成イメージが分かりますので、建物完成後に「思っていたのと違う」ということが起きにくくなります。
もう一つ大きなメリットは図面間の不整合が起きにくいことです。2D図面は線を一本一本描いているため、平面図と立面図や断面図の整合性が取れていないということも往々にしてあります。その点、BIMでは一つの建物モデルから平面図や立面図、断面図等を作成するため、基本的に図面間の食い違いが起きにくいです。

今後、平山建設ではどのようにBIMを活用していく必要があると思いますか?

現在日本は少子高齢化、人口減少により生産労働人口が減ってきています。また、建設業界は他の産業と比較しても就労者数の減少が大きくなっています。
今後、建設業界で生き残っていくためには、従業員一人一人の業務の効率化を図っていくことが必要不可欠です。そこで生産性向上を進める一つの方法がBIMの推進だと私は考えています。まだBIM活用のスタート地点に立った程度ですが、設計、施工、維持管理に至るまでBIMを活用し業務効率化を図れる可能性がたくさんあると思っています。

[ 施工 ]
工事DX本部(2021年入社)

平山建設の特徴はどんなところでしょう?

平山建設は、若手を早期に育成し、実力次第で入社数年で所長など重要な役職を任せる環境を整えている点が特徴です。さらに、国の認定を受けたDXを推進し、3Dモデルやタブレットを用いた現場管理、ペーパーレス化などを通じて効率化と働きやすさを実現しています。伝統ある建設会社でありながら、新しい技術を積極的に取り入れ、若手の成長スピードと時代に合った働き方を両立させている点が大きな強みです。

今回のプロジェクトでは平山建設初の設計・施工両方でBIMを使いましたが、施工でBIMを使うことのメリットはなんでしょう?

今回のプロジェクトで施工にBIMを導入したことは、精度向上と効率化を両立する先進的な取り組みです。BIMは建物の構造や設備を3Dモデルで統合できるため、計画段階で干渉やミスを事前に確認でき、手戻りや材料の無駄を減らすことができました。また、工程や作業手順を可視化することで、施工管理や協力会社との情報共有がスムーズになり、現場全体の効率も向上しました。さらに、安全性の向上や完成後の維持管理にも活用でき、事故リスクの低減や将来の改修作業の効率化にもつながります。BIMにより施工全体を俯瞰できるため、若手社員も早期に現場の判断や責任ある業務に携わることができ、成長することができました。

今後、平山建設ではどのようにBIMを活用していく必要があると思いますか?

平山建設が今後BIMを活用するには、建物のライフサイクル全体での活用が重要です。設計段階ではBIMを使って干渉や設計ミスを事前に確認でき、フルBIMならではの情報を積算にも活かすことで、材料やコストの精度向上が可能です。施工現場では作業順序や資材搬入、重機配置をBIMで詳細にシミュレーションし、ミスや事故を減らし効率を高められます。さらに、設計者・施工管理者・職人・施主間での情報共有をクラウドで進めることで、意思決定のスピードや品質管理も向上します。将来的にはAIやIoTと組み合わせ、施工革新や性能シミュレーションを行うことが望ましいです。

本社 新社屋建設プロジェクト

平山建設初の免震構造

工事部(2003年入社)

免震構造とは何ですか?

建物と地面の間に免震部材を設置し、地面から建物を絶縁することにより地震によるエネルギーを吸収し、建物にダメージが伝わらないように設計された構造です。

初めて取り組む工法に対して不安などはありましたか?

当社で初めての取り組みだったので不安はありましたが、様々な方からアドバイスを頂きながら学びを深め、進めていく間に不安よりも楽しみが勝るようになりました。

建物が完成した時の感想を教えてください。

この建物はA棟・B棟の2棟で構成されており、A棟が免震構造、B棟が耐震構造となっています。2つの建物をつなぐ部分などは異なる構造になっているため、様々な違いがあり苦労しましたが、一緒にプロジェクトに参加してくれた仲間たちのおかげで無事に竣工を迎えることができました。
免震構造の他にも当社として初めての取り組みが多くあったため不安もありましたが、竣工の日を迎えた時には喜びと関係者の方への感謝の気持ちでいっぱいになりました。

蛍雪学園プロジェクト

平山建設初のBIM活用

業務マネジメント部(2010年入社)

BIMとは何でしょうか?

Building Information Modelingの頭文字を取った略称で、二次元の図面では分かりづらい内容を三次元(3D)化したモデルを書き起こすソフトを差すこともあります。 当社ではグラフィソフト社製の「ArchiCAD(アーキキャド)」を利用しています。

BIMのモデリングを見たお客様はどんな反応をされていましたか?

何と言っても、建物の完成時にモデリングと同じように仕上がったことでとても感動して頂けました。二次元の図面や壁紙等のサンプルだけで想像するのと比べて、格段にイメージがしやすいということを体験して頂けました。今後の営業活動にも非常に有用性の高い手法だと思います。

業務にBIMを取り入れたことで効率は上がりましたか?

例えば二次元の図面に交差する配管が描かれていた場合、「配管の色は?床からの高さは?どっちの配管が上を通るのか?」といった情報が不足しているのですが、BIMのモデリングではそのような情報を全て即座に確認できます。加えて、設計段階で問題となりそうな箇所を早期に発見し修正を行うこともできるため、業務の効率は大幅に向上しました。
また、お客様に見て頂くことで「お客様のイメージ通りなのか?もう少し修正が必要なのか?」などのやり取りがスピーディーに行えるため、大手ゼネコンさんとの競争に打ち勝って受注に繋がる案件も出てきています。

(仮称)大同機材工業株式会社新工場計画

ファイルサーバーからクラウド活用の本格化

工事部(2013年入社)

当社はどんなクラウドを使用していますか?

Googleの有料サービスであるGoogle Work Spaceを使用しています。Microsoft officeのWord、ExcelやPowerPointと同様の業務で活用できる様々なサービスがあります。 今回のプロジェクトでは、Google Work Spaceのサービスの一つであるGoogle Driveというクラウドストレージサービスの活用を本格的に開始しました。

仕組みを大きく変えることへの抵抗感はありましたか?

社内でのデータ共有は本社のファイルサーバー「ハイセンター」を使っていてそこまでGoogle Driveを活用していなかったため、その良さがあまり分からずそれなりに抵抗感はありました。

クラウド化を進めたことで業務の効率は上がりましたか?

iPadやスマートフォンからも手軽に最新のデータにアクセスができたり、データを必要としている人に必要な内容だけ共有できたりと、メリットはとても大きいです。 今回は初めて経験する鉄骨造のプロジェクトで頻繁に図面確認等を行ったため、現場でそれらの確認ができたのは非常に心強かったです。今では、現場で使うほぼ全てと言えるぐらいのデータをアップロードしているため、業務の効率は格段に上がりました。

成田市土屋計画

現場サイト運用開始

工事部(2016年入社)

現場サイトとは何でしょうか?

一言で表現すると「最新の図面や工程を常に閲覧・ダウンロードできる場所」です。 現場所長の労働時間に占める割合の中でトップに並ぶものの1つとして電話の時間があります。 「図面や工程表を送って欲しい、搬入予定から世間話」まで1つの業者さんと20分電話が続く、といったこともよくある話です。その時間を削減するために現場サイトが生まれました。

現場サイトを活用することで働き方に変化はありましたか?

コメント未

業務にBIMを取り入れたことで効率は上がりましたか?

例えば二次元の図面に交差する配管が描かれていた場合、「配管の色は?床からの高さは?どっちの配管が上を通るのか?」といった情報が不足しているのですが、BIMのモデリングではそのような情報を全て即座に確認できます。加えて、設計段階で問題となりそうな箇所を早期に発見し修正を行うこともできるため、業務の効率は大幅に向上しました。 また、お客様に見て頂くことで「お客様のイメージ通りなのか?もう少し修正が必要なのか?」などのやり取りがスピーディーに行えるため、大手ゼネコンさんとの競争に打ち勝って受注に繋がる案件も出てきています。

DOビル3プロジェクト

免震構造+BIM+DX 平山建設の到達点

工事部(2005年入社)

平山建設の特徴はどんなところでしょうか?

中小建設業としては珍しく免震構造のマンション等を施工できること、BIM(Building Information Modeling)を積極的に活用していること、DX化に積極的に取り組んでいることだと思います。

今回のプロジェクトはその特徴が全て盛り込まれたものでしたが、具体的にはどのような内容でしたか?

免震構造とは、建物と基礎の間に「免震層」を設け絶縁することで、地震の際に地盤が大きく動いても建物に大きな揺れが伝わらない構造のことです。地震後も建物機能を維持するためには電気、水道、ガスなどのライフラインの維持も必要不可欠なため、「免震層」には地震の揺れに追従するフレキシブルな配管が採用されるのですが、本プロジェクトではその複雑に重なり合う「免震層」のライフライン配管1本1本をBIMで3次元化することで、地震の際複雑に揺れ動く配管それぞれが基礎や建物に干渉することがないよう、従来の2次元図面では難しかった精度の高い事前検討が可能となりました。これらの事前検討が手戻りなどのミスをなくし、生産性向上につながったと感じています。

平山建設が競争の厳しい建設業界で勝ち残っていくのに必要な要素は何でしょうか?

「若年層人財」の確保だと思います。建設業界に限らずですが特に建設業界は人手不足、技術者の高齢化が進んでおり、今後更に深刻化することが予想されます。 その原因の一つとして若者離れが挙げられる中で、当社は若い世代の技術者が活躍していると思いますが、今まで以上に若年層に焦点を当てより一層「働きやすさ+やりがい=働きがい」を感じてもらえるように、組織風土改革を進めています。

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