京都への小旅行
やはり、京都は本当に奥深いのですね。思いっきりおのぼりさんして帰ってきました。
まずは、当初の目的である伏見の酒どころへ行ってきました。
お酒造りの伝統がよく伝わりました。酒蔵はいくつもの建物で構成されるのですが、酒造りのために必ず中庭があるような作りになっているようです。
1906年(明治39年)建築の月桂冠内蔵は、北寄りに位置する奥蔵と、それに続く中蔵、前蔵で構成されています。その後のたびたびの増改築を経て現在の形となったのは、大正初期のこととされています。
今は、それを生かして酒造りの香りを感じさせる見せ方をしているのが、実に粋です。そういえば、小布施におじゃましたときもいくつかの蔵によって囲まれた中庭を生かしていらっしゃいました。
近くの十石船も乗せていただきました。
船頭を務めてくださった地元の方がとても明るくて、よい思い出でした。建物を運河の側からみるとまた違った味わいがりました。
「竜馬が行く」で知られる坂本龍馬とおりょう夫人とのエピソードが残る寺田屋さんもこの運河を生かした船宿だったのですね。実は家族はかなり龍馬ファンなので、龍馬が使ったというお部屋に座って感慨にしばしひたりました。
・京都伏見寺田屋 @ 堤Taxiさん
京都に来た!と一番感じたのは、しかし、東寺です。これは一も二もなくすばらしいです。建物、仏像、配置、現在につながる仏教の伝統をそこかしこに感じました。
五重塔
東寺南門
庭園
・東寺 @ wikipedia
東寺はあまりにすばらしく私が語れるところではないのですが、寺社建築から寝殿造り、数奇屋、そして現代の日本建築へとつながっていく歴史が見えるようでした。
実は、ちょうど京都へ行く直前にある知人から「CASA ブルータス」を送っていただき、最高のガイドとして活躍してくれました。ものすごく良いタイミングでした。
・知らないと恥ずかしい!日本建築、デザインの基礎知識。 @ CASAブルータス 2006 vol.78 September
ありがとうございます!
まだまだいろいろなところを体験させていただいたのですが、そろそろ力尽きてしまいました。また、機会があれば京都について書かせていただきたいです。
■おまけ
京都のアルバムを造りました。今回の写真は私の携帯電話で撮影したものを、GoogleのPicasa2というソフトで加工し、公開アルバムとしました。素人の私でもそれなりに見えるように整理できました。スライドショーでお楽しみください。
京都 200704 |
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