シェル太?22の音響効果
先日、音楽をされるお客様が弊社のRC造内外断熱住宅、シェル太?22を見学いただき、「音響について数値化すべきだ」というヒントをいただきました。
これまで、遮音性については実際にテストをしてみてシェル太?22の躯体とペアガラスのサッシュにより実測で35?40dBの減衰効果があることを測定してきました。このお客様の話によると高気密高断熱住宅の種類によって室内の音の響き方が違うのだそうです。
岡本陽子さんの本に遮音性についてこう書いてありました。
室内の静けさも実際に住んでみて「なるほど」と思いました。南東の角地の西側にリビングをもって来たこともあってか、前の家と同 じ場所に住んでいると思えないくらい静かです。この地に移り住んで二十七年余り、初めてこんなに静かな落ち着いた生活を送ることができました。外の騒音が 聞こえないということが、こんなに心に安らぎをもたらしてくれるものだとは思いませんでした。「家に包み込まれている」「自分が守られている」という安心 感があります。
ピアノが安心して弾けるという話を岡本さんはつねづねされていらっしゃいました。それが、遮音性からだけでなく室内の響きの問題と関係していると は、正直私は考えていませんでした。内装のボード、EPS断熱材、RC躯体の組み合わせが、広い周波数での室内での音の響きを抑制するのかもしれません。
音響測定というのは、なかなか費用がかかることなのですが、今後実測値をとってみたいと思います。
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